天高き月
私が日本人を考える時、
「粋(いき)」という美意識が浮かぶ。

カッコイイ ほれぼれする
 心にくい お洒落 遊びごころ

ニッポンジンの文化には、大抵これが存在している。
着物の柄ひとつ、着こなしひとつとっても大胆かつ繊細。絶妙なバランス感覚。
日常の衣食住、そのあちらこちらにこの美意識は見え隠れしている。
自然が持つ脅威のデザイン性をなんなく身につけ、それに独特のエッセンスを加えてアレンジされたもの。
これのスゴイ所はニッポンジンの言動にまで波及しているところ。その人の生き方、人間性にまで反映されることもある。
また、義理人情とも微妙に関係している気がする。
自分と他人との間に美しいものを築こうとするときの心の顕れ。
自分なりの表現で他人に「あ!」と言わせてやろうという心意気であったりもする。
ひがんばな

世界に誇るべき「粋という美意識」を、こんな風に考えてみた。

kazuyo




CONTENTS
4/花あふるる月
5/風きらめく月
6/地うるおう月
7/波かがやきし月
8/雲たくましき月
9/天高き月
10/実りことほぐ月
11/空凍える月
12/年果つる月
1/心あらたまる月
2/命芽吹く月
3/蕾ほころぶ月