心あらたまる月
私が日本人を考える時、「忍耐」という誇りが浮かぶ。

 我慢  辛抱  禁欲  精進  意地っ張り

ニッポンジンはとても“ 耐え上手”な民族だと思う。
なぜって「武士は食わねど高楊枝」という諺のように、空腹であるにもかかわらず、さも満腹であるかのように振る舞える。ものすごい演技力!役者である。

なぜそんな演技力を発揮する必要があるのか。それは “誇り高い”からにほかならない。
「耐える」という行為は、つらい。半端ではない。
他人のせいにしてジメジメ嫌嫌辛抱するのではなく、自ら進んで辛抱しているのだ!!という自負である。
この自負・誇りを持てるがゆえに大抵の困難は乗り越えられる。
自らの信念に基づき実行される「忍耐」は、やがて強い精神力へと成長するだろう。
そしてどんどん “ 耐え上手”になっっていくのだ。イイか悪いかわからないケド。
ユキワリソウ

雪の下でじっと春を待つ花のごとく、清らかに美しく。
そうあるためには強くなくてはならない。
冷たさに負けてしまっては花を咲かせることはできないのだから。

「忍耐という誇り」の強さを、こんな風に考えてみた。


kazuyo




CONTENTS
4/花あふるる月
5/風きらめく月
6/地うるおう月
7/波かがやきし月
8/雲たくましき月
9/天高き月
10/実りことほぐ月
11/空凍える月
12/年果つる月
1/心あらたまる月
2/命芽吹く月
3/蕾ほころぶ月